“運命の日”まで、10日を切った。IT大手のマイクロソフトは日本時間2020年1月14日、パソコンの基本ソフト(OS)である「Windows 7」のサポートを終了する。サポート終了後はウイルスに感染したり、個人情報が危険にさらされたりする恐れが強まるため、同社は最新OS「Windows 10」への更新(アップグレード)やパソコンの買い換えを勧めているが、どう対応するのが賢い選択なのだろうか。
昨年12月5日ごろ、あるネットユーザーが業務で「職場に大量にあるメモリ2GBのWin7マシンを少しずつWin10にアップグレードするという人道上許されざる任務」をしているとツイッターに投稿して注目を集めた。かなり大げさな表現だったが、同情するコメントは多かった。
ここでのメモリ(RAM)とはパソコンの動作の速度に影響する性能のことで、現在の水準で言えば「2GB」はかなりの低スペック。つまり、アップグレードによってパソコンが使い物にならなくなる恐れがあるものの、それを承知の上で職務を遂行しなければならないことを投稿者らは嘆いたというわけだ。
マイクロソフトは、Windows10(64ビット版)にアップグレードできる条件の一つにメモリが2GB以上あることが挙げているが、これはあくまで技術上の最低条件。メール送受信やネット閲覧などの用途でパソコンを使うには4GB以上が求められるという考えが一般的だろう。また、動画編集やグラフィックに優れたオンラインゲームなどをするには8GBか16GB、またはそれ以上が必要になる。
サポート終了を受けてパソコンそのものを買い換えると費用がかかる。OSのアップグレードで対応すれば出費を抑えられるが、結果的に不便な状況に陥る可能性は低くない。まだ対策をしていないWindows 7のユーザーは、まず使用中のパソコンのメモリが4GB以上かどうかを確認してから、アップグレードか買い替えを決める目安にするといいだろう。長く使い続けたパソコンを新しくするなら初商いのタイミングはチャンスだ。
2020-01-04 23:57:00Z
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