鉄鋼向け自動化支援事業を手掛けるドーワテクノス(本社・北九州市、社長・小野裕和氏)は、高温状態のスラブなどの鋼片に、製品管理用バーコードラベルを貼り付けるロボットシステムを開発した。高温のため難しかった連続鋳造機で鋳込んだばかりの鋼片をバーコードで管理することが可能になる。異材混入の防止やトレーサビリティー(生産履歴の追跡)強化につながる利点を訴え、高炉や電炉メーカーを中心に拡販を目指す。
開発ロボットは、工業用プリンタを製造・販売するサトー(本社・東京都目黒区)と共同開発した。ロボット本体のほか、ラベルプリンタ、金属製の耐熱ラベル、制御盤など一連の機材をパッケージ化し販売する。これにより受注生産と比べて短納期と低コストを実現した。
ラベルはニッケルなどの金属製で耐熱性に優れ、450度~800度の鋳造片に貼り付けられる。鉄鋼メーカーのほか、鋳造工程を持つ非鉄金属メーカー向けなども開拓し、初年度は15億円の売り上げを目指す。
一般的に製鉄所では、高温状態の鋼片を管理する手法として、鋼片に直接印字するケースが多い。ただ印字では、鋼片表面のスケール(酸化皮膜)剥離などで文字が消え、作業員が目視で確認しづらくなり、次工程の加熱炉で鋼片を取り違えるリスクがあった。防止にはラベル管理が有効だが、高温の鋼片はラベルを貼ること自体が難しいという課題があった。
こうした背景を踏まえ、ドーワテクノスは社内で「Herls(ハールス)」と呼ぶ社内プロジェクトを発足させ、数年かけて耐熱ラベル貼付ロボットを開発した。同社では開発ロボットの提供を通じ「鉄鋼・非鉄メーカーの異材防止やトレーサビリティー強化を後押ししたい」(同社)としている。
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February 25, 2020 at 04:04AM
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ドーワテクノス、高温鋼片管理用ラベルの貼り付けロボットを開発。鉄鋼メーカーの異材混入防止後押し(鉄鋼新聞) - Yahoo!ニュース
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