大同特殊鋼が15日発表した2020年3月期の連結決算は、純利益が前の期比48%減の109億円だった。自動車のターボチャージャー（過給機）用部品に関連した生産設備の減損損失が響いた。子会社で判明した不適切会計を補正処理したことも利益を押し下げた。
売上高は10%減の4904億円、営業利益は27%減の247億円だった。半導体向けステンレス鋼や自動車向け磁石製品の販売数量が減った。鉄スクラップやエネルギーなどの価格低下はあったが、補えなかった。
同日発表した20年4～9月期の業績予想は最終損益が25億円の赤字（前年同期は112億円の黒字）。自動車関連製品の販売が一段と落ち込む。
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May 15, 2020 at 05:00PM
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大同特殊鋼の20年3月期、純利益48%減 設備減損や不適切会計処理で - 日本経済新聞
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