新型コロナウイルス感染症の対応にあたる医療従事者にエールを送ろうと、サッカー日本代表専属シェフの西芳照さん（５８）が１２日、南相馬市立総合病院を訪れ、日本代表も食べているという「代表カレー」を職員に振る舞った。
西さんは南相馬市小高区出身。地元の友人を通じて、家族が待っている自宅に帰らずに業務に従事している職員の現状を聞き、「何かできることはないか」と病院側と相談、カレーを無料で提供することを決めた。
西さんが調合したスパイスを使った特製のビーフカレーで、タンパク質やビタミンなどが豊富だ。代表選手が試合後に必ず食べており「疲労回復と新たな一歩を踏み出すカレー」として好評という。今回は「新型コロナに勝利する」との願いも込めて作った。
西さんと西さんの親戚計５人が訪れた。約２時間かけて仕込んだカレー約３００食分を用意。カレーをご飯と一緒に容器によそって昼食として出した。
カレーを食べた看護師（２２）は「とてもおいしくて元気が出る。市民の期待に応えられるよう今後も頑張りたい」と笑みを浮かべた。
西さんは「大変な苦労をしている医療従事者に少しでも元気になってもらいたかった。この難局を一緒に乗り越えたい」と話した。
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May 13, 2020 at 08:06AM
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元気出る「代表カレー」 西芳照シェフが病院職員を激励 - 福島民友
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