
「全体主義」の記憶
政府と党が二重の権力をかたちづくっている独裁国家。こういう体制を、政治学では、「全体主義」という。 【写真】習近平の大誤算…いよいよ香港から「人」も「カネ」も大脱出が始まった! 全体主義は、伝統的な専制国家とは異なる。単なる独裁国家とも異なる。独裁ではあるが、さらに特別で異様な体制をそなえている。全体主義について、本格的に研究したのが、ハンナ・アーレント『全体主義の起源』である。 アーレントは、ユダヤ系のドイツ人。哲学を学び、ヒトラー政権にドイツを追われ、苦労のすえアメリカに亡命した。そして、ナチズムとスターリニズムをひとまとめに「全体主義」だとする、まったく新しい認識を示した。ナチスは右翼、ソ連は左翼で正反対。でも実は、そっくりだとする。 ファシズムは、政府を党が乗っ取った。党員は政府の要職に就いて満足してしまい、そのあと党は機能しなくなった。 ナチズムは違う。党は、政府と重なりつつも組織を維持し、その党が政府に指示する。二重権力状態で、政府は空洞化した。 また権力を握ったあと党のプロパガンダはいよいよ激しくなり、秘密警察やテロが本格化した。ソ連も同様に、共産党と政府の二重権力で、秘密警察が重要な役割を果たした。 ナチズムもスターリニズムも、どちらも全体主義で、自由主義の敵である。アメリカは自由の旗を掲げて、ナチスを第二次世界大戦で打ちのめした。自由の旗を掲げて、ソ連との冷戦を勝ち抜いた。
アメリカが「中国に目をつぶってきた」本当のワケ
ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』は、新中国の政治体制について何ものべていない。当時、新中国は出来たばかりだった。中国は、全体主義なのか。 アメリカの目からみるなら、中国は、まぎれもない全体主義である。政府と党の二重権力で、独裁体制。プロパガンダと秘密警察。民主的な選挙も信教の自由もない…。 全体主義なら、自由の敵である。存在してはならない存在である。なのにアメリカは、このことに目をつぶってきた。ソ連と対抗するのに、中国と手を結んでおきたかった。社会主義国のままでも、自由主義経済の側に引き入れたかった。巨大な市場や安価な労働力が、魅力的だと思った。 ところがある日、気がついた。中国は、ナチスやソ連がそうだったように、全体主義ではないか。しかも、アメリカを凌駕する大国になろうとしているではないか。こうしてアメリカは、遅まきながら、中国を警戒し、中国と対立しなければならないと思い始めた。 これは、米ソ冷戦とはまた違う。ソ連は、アメリカと経済的に切り離されていた。アメリカを凌駕する大国になる可能性も薄かった。いっぽう中国は、グローバル経済としっかりつながっている。そして間違いなく、アメリカを凌駕する経済大国になるだろう。 「全体主義」で「資本主義国」。かつてのナチスがそうだった。ナチスは特異なイデオロギーに従って、戦争につき進んだ。中国はこれからどう行動するか。これを読み解き、急いで戦略を立てなければならない。
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August 07, 2020 at 05:01AM
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