
子どもを寝かした後、彼と会う
「夜、子どもを寝かしつけてからか、ゲームかテレビに夢中にさせてから……そこからが私の時間です。彼と会ってきます」――。 【写真】開成・灘ら名門男子校教師の提言「くそばばあ」と言われたらこう答えよ 恋する乙女といった雰囲気で、こう明るく話すのは兵庫県で暮らすリカさん(仮名・38歳)。現在、小学校6年生と小学校1年生のふたりの子と3人で暮らすシングルマザーだ。大学卒業後、新卒で公務員として採用されて以来、順調にキャリアを築いてきた経済力もあり、別れた夫からは慰謝料や養育費の類は一切もらっていない。 元夫から別れてまで「借り」を作るようで嫌だったという理由からだそうだ。また、二人の子どもには、「居ない父親を当てにするようなことはして欲しくない」というリカさんの母親としての方針と意地もある。 こんな調子だから、元夫と元義家族との縁は、もう、とうの昔に切れた。 リカさんの両親は健在だが、今、リカさんたちファミリーが暮らす町から、「新幹線で数駅程度」離れた町に住んでいる。夏冬春の学校の長期の休みの日や、たまの連休ならいざしらず、平日の夜、子どもをみてもらうには無理がある。 実両親、肉親といえども、まだまだ手のかかる年頃の子どもを両親に預けるには、やはり気が引けるという。 年収約700万円程度、安定した公務員の収入はあるものの、住宅ローンもあり、実家へ頻繁に通うには交通費も嵩む。そうした出費はできれば子どもたちの教育費に充てたい。
「母である前に、ひとりの女」
「夏休みとか、まとまった休みの日には、行政やNPO、塾が主催しているキャンプに行かせたりしています。子どもの教育と将来の投資という意味もありますが、『私の時間』をお金で買うため……。これに尽きます」 リカさんが言う、“私の時間”とは、冒頭部でも紹介した「彼氏と会う」ことに尽きる。10歳年上の彼氏は離婚歴ありの子なし。現在は、リカさんたちファミリーが暮らす家から、歩いて5分程度、「スープの冷めない距離」にあるマンションで暮らしている。 「一緒に暮らすとなると、彼も、子どもも、私も、急激な環境の変化で戸惑いもあると思います。だから、たまたま私たちが住んでいる家の近くにいい物件がありましたので、そこに彼に引っ越してきてもらいました」 彼氏との結婚も将来的には考えているが、子どものメンタル面や苗字が変わることなどなど、クリアすべき課題は山積だ。だから当面の間、彼氏として交際は続けても、結婚して同居するという選択肢はないという。もちろん、この彼氏からも経済的援助の類は受けていない。 そうした現状から自然発生的に浮かび上がったのが、平日、夜、リカさんの家で彼氏と、そして子どもたちと一緒に夕食を囲み、子どもたちを風呂に入れ、寝かしつけてから、彼氏と一緒に、彼氏の住むマンションへ行き、朝まで一緒に過ごすという生活サイクルだ。 そして、夜、リカさんは自宅近くで暮らす彼氏のマンションへ行き、そのまま彼氏と一緒に過ごす。そして朝は、彼のための朝食を作り、一緒に食べてから、歩いて数分の自分の家に戻り、子どもたちの様子を見て出勤する。 「朝はトーストとミルクかジュースだけの簡単な食事です。子どもでもできます。もう3年ほど前から、上の子が(家事を)やってくれているので心配ありません」 ガスを使わず、レンジだけで調理できるよう、前日の夜から、翌日の朝食を仕込んでおく作業も、いつしかリカさんから現在小6生の上の子の役割となった。 「子どもたちには、親を頼らないで生きていける術(すべ)を身につけてほしいです。どんな親でも子は育ちます。世の人たちは子どもに甘く、シングルマザーに厳しいですよね? でも、シングルマザーだって、母である前に、人であり、ひとりの女なのですから」
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September 07, 2020 at 05:43AM
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夜、子どもを寝かしてから「家を出る」シングルマザーふたりの言い分(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
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