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Sunday, November 29, 2020

世に出るためには「むちゃくちゃな人で」…清春、反抗心から自然体への変遷 - 読売新聞

 清春が、自身の半生と音楽人生を振り返る自叙伝(シンコーミュージック)を出版した。1994年にロックバンド黒夢のボーカルでデビューしてから四半世紀以上。「めちゃくちゃ成功している人の本ではない。ただ好きなことをやって、たまたま続いているミュージシャン。参考にならないかもしれないけど、自分の生き方と比べてみて、色々感じてほしい」と語る。

 25周年に加え、50歳を超えたこともあり、これまでの道のりをまとめようと考えた。「いつも近くに頼りになる人が一人はいたなと。普通は、嫌なことも我慢して愚痴を言いながら生きていくものだと思うけど、僕は嫌なことはしない人生。頼りになる人がいてくれたから清春の流れができた」

 黒夢では、激しくも幻想的なサウンドと、妖しく美しいビジュアルで人気を博した。99年に突然活動を休止するが、すぐにsadsを結成し、「忘却の空」などをヒットさせた。2003年からはソロで活躍。

 自叙伝では、ロックと出会った高校時代やとにかく反抗心を持っていたデビュー前夜、黒夢メンバーの突然の脱退、そして、ソロへの挑戦――と、当時の思いをじっくりたどる。

 「世に出るため、むちゃくちゃな人でいないとだめなのかなと思っていた。でも、40、50歳となるにつれて、元々の自分になっていっている感じがする」

 デビュー当初から大手事務所に所属せず、思うように成果が出ない状況に葛藤した経験も素直に記す。

 父親の死と向き合った時間も振り返った。夢に向かって走り続ける息子を温かく見守る父、喜んでもらおうと頑張る息子。清春の人間的な部分が伝わってくる。「長く生きていると、親も友人も死にます。人は一人では生きていけないですから、みんなそこで感じることって、ある。勉強にもなった」と振り返る。

 30歳頃から度々、音楽から離れることが頭をよぎるようになったという。「いつ終わっちゃうのか、いつ終われるだろうかと。でも終わったとしても何をやるのかなんて想像もできない。今は、父が死んだ65歳まで生きて、どんなものが見えていたのかを知りたいですね。その後は、海外でも行きますか」と軽く笑った。

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