きょうのNY為替市場はリスク回避のドル買いが優勢となっており、ドル円は104円台を回復している。ただ、円高の動きもある中で、104円台に入ってからの上値抵抗が強く、積極的に104円台を試す動きまでは見られていない状況。
このあと日本時間4時にFOMCの結果が発表され、4時半ころにはパウエルFRB議長の会見も予定されている。今回は据え置きが確実視される中、声明やパウエル議長の会見に注目が集まっている。FOMCメンバーの一部からは年終盤の資産購入ペース縮小開始への言及が出ている。ただ、その後にFRBは火消しに回っており、現状からFRBがそれを強調してくる可能性は低い。むしろ慎重姿勢を強調してくるものと見られている。
今週のFOMCを経て、市場は資産購入ペース縮小開始は2022年以降との見方を強めるのではとの指摘も出ており、その場合、ドル売りの反応も留意される。しかし、パウエル議長が会見で景気見通しに前向きな発言をするようであれば、ドルは米国債利回りの上昇と伴に買われるシナリオを見込んでみる向きもいるようだ。資産購入ペース縮小が予想よりも早くなるとの思惑が高まる可能性があるという。ただ、FRBが具体的にレトリックを変更しない限り、米実質金利が上昇することはなく、ドル高は続かないという。レトリックに基本的な変化が見られる可能性は現状からは低いとしている。
見方は様々だが、いずれにしろ、為替市場に大きな方向感が出る可能性は低いとみられる。
USD/JPY 104.07 EUR/USD 1.2114 GBP/USD 1.3718
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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