愛知県内では感染者数が全体では減少に転じる兆しも見え始めましたが、今感染が広がっているのが、10代以下の子どもたちです。感染した子どもに見られる特徴的な症状とは…。
今、急速に広がる子どもへの新型コロナの感染。街で聞いてみても…。
小さな子供を持つ母親:
「幼稚園も始まったと思ったら(新型コロナで)学級閉鎖になってしまったことが続いたので、まだ今でも増えているのかなと実感しました」
小さな子供を持つ別の母親:
「甥っ子とかが保育園で自粛要請というか、登園を制限されていると聞くと怖いなっていう感じで。小さい子はワクチンも打てないし」
小さな子供を持つ父親:
「(子供が感染したら)一応部屋を分けたり、完全に消毒とマスクを家庭内でも徹底してやろうかなと思っています」
愛知県内の感染者の年代別割合を見てみると、19日は10歳未満が22.7%、10代が16.1%となっていて、合わせて全体の4割近くになります。
新型コロナに感染した子どもの治療にあたる「あいち小児保健医療総合センター」の伊藤健太医長に詳しく聞きました。
あいち小児保健医療総合センターの伊藤医長:
「4月に入ってからまた増えたという感じ。3月の終わりには1回かなり落ち着いたけど、また最近ちょっと増加傾向」
伊藤医長によると、4月に入り11床ある新型コロナの専門病床のうち、5床から10床ほどが埋まっている状態が続いているといいます。そんな中、オミクロン株に感染した子どもに見られる症状がわかってきたといいます。
伊藤医長:
「オミクロン株のデータがやっと日本でも揃ってきています。オミクロン株で多いのは、一つは発熱です。うちの病院にも熱性けいれんで(来て)、その熱源がコロナウイルスからだったという人も非常に多く、今でも毎日のように入院している状態です」
オミクロン株はデルタ株に比べ発熱する頻度が高く、特に5歳くらいまでの小さな子どもでは、急に高熱が出るときに全身が突っ張り手足が震えるなどする「熱性けいれん」を起こすことも多いといいます。
さらに、ウイルスの感染で引き起こされるこんな病気も…。
伊藤医長:
「クループ症候群といって、空気の通り道、声帯の少し下のあたりが特に腫れて、空気を吸うときに苦しそうな素振りをしていたとか」
クループ症候群とは、赤ちゃんから3歳位までの子どもに多い呼吸器の症状で、新型コロナなどのウイルスに感染することで喉の奥が腫れ、ケンケンと犬が鳴くような特徴的な咳が出たり、呼吸が苦しくなったりします。
伊藤医長は、こうした症状を伴う新型コロナの感染から子どもを守るためにも、周りの大人には3回目接種をしてほしいと話します。
伊藤医長:
「新生児ですとか、幼稚園・保育園などに通う前の年齢の子たちというのは、家族が持ってこない限りは基本的に感染しないわけですから。自分が子供に近しいところでの仕事とか環境にいる方に関しては、ぜひ積極的に打っていただきたいなと」
からの記事と詳細 ( 分かってきた“オミクロン株感染の子供”に出る症状…医師が語った「熱性けいれん」「クループ症候群」とは - tokai-tv.com )
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