2019年の開会式=鹿児島市の平和リース球場
開会式を控えた1日、鹿児島工業高校の伊敷グラウンド(鹿児島市下伊敷1丁目)には、野球部の選手28人が行進する姿があった。3年後潟祥斗さんの「1、2」という力強い号令に合わせて、腕を上げる高さや、膝の角度をそろえる練習を繰り返す。背番号をもらえなかった3年生の平野隆之介さんは、「3年生全員で思い出をつくれる喜びはひとしお。行進では涙が出るかもしれない」と話した。ベンチ外の3年生がいる国分中央高校の床次隆志監督(54)は「チームに関わってくれた子どもたちの努力に報いてあげられる。ありがたい」と喜ぶ。
宮崎県の07年夏大会は、20校約100人の背番号のない3年生が行進したという。9日に開幕する今夏の開会式でも実施する。導入に尽力した宮崎県高野連・元理事長の松元泰さん(72)は「鹿児島県の導入を大変うれしく思う。宮崎県の高野連、日本高野連としても大きな意義がある」と感慨深い様子。鹿児島県内各校で監督をしてきた県高野連の山内昭一理事長(50)は、「努力を重ねてきた3年生に背番号を手渡せない時はつらい。そんな選手たちを『鴨池』に立たせてあげたかった」と振り返る。
女子部員の「ルール緩和」も今大会から導入する。これまでは安全面などを理由に、グラウンドに立つこともできなかったが、今大会からボール渡しやノッカーなどが可能となった。
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