迅速な通報と初期消火で火災による被害を最小限にとどめたとして、和歌山県新宮市消防本部は４日、同市三輪崎、総合建設業「夏山組」と、運転手桝田久司さん（６１）に感謝状を贈った。
同本部によると、５月２１日午後２時頃、同市三輪崎の空き家から煙が出ているのを近くの佐野川で護岸工事をしていた夏山組の関係者が発見。工事主任の水本拓也さん（５０）ら７人が川から水をくみ上げ、バケツリレーで消火に当たった。
近くに住む桝田さんは１１９番するとともに、バケツを手に消火活動に加わり消防車の到着前には、ほぼ火を消し止めた。けが人はなかった。
垣内一男消防長から感謝状を受け取った水本さんは「全員落ち着いて対処できたのが良かった」と振り返った。桝田さんも「昼間だったから早めに気づけた。大きな火事にならなくて何より」と話した。
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