茶井祐輝
大津市の銭湯「都湯」で14日、乾式サウナの設定温度が何者かによって140度へ引き上げられていたことが分かった。体調不良を訴える客はいなかったが、西日本のサウナ販売会社によると、「死亡者が出てもおかしくないレベル」。番頭の原俊樹さん(38)は「いたずらかもしれないが、二度とやらないで」と怒っている。
原さんによると、14日夜、店番をしていた妻から連絡があった。「お客さんがサウナが熱くて入れないと言っている」。男性用の脱衣場にあるサウナの制御盤を確認すると、通常は110度の設定温度が、男女ともに140度になっていたという。常連客は「サウナ内の温度計が130度を超えていた」と話したという。
都湯は天然の地下水掛け流しの水風呂とサウナが名物で、1日平均約130人が訪れる。「先代のころにサウナができて30年。こんなことは初めて」と原さん。制御盤は移設するか、囲いをつけて施錠し、操作ができないように徹底する。警察にも相談するという。(茶井祐輝)
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