右膝を痛めている小結朝乃山(富山市出身、富山商高OB)の大相撲夏場所(12日初日・両国国技館)の出場が6日、厳しい状況になった。師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)は「まだ分からないが、無理をして出る必要はない」と出場に慎重な見解を示した。6日は東京都墨田区の高砂部屋での稽古を休み、初日まで1週間を切った段階で四股も再開できていない。
元大関で30歳の朝乃山は4月25日の春巡業で負傷し、右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で全治3週間と診断された。今月2日の横綱審議委員会による稽古総見は欠席。今場所は約3年ぶりに三役復帰を果たしたが、調整は大幅に遅れている。
高砂親方によると痛みは和らぎ、通常の歩行は可能になったと説明。「しっかり治してから出したい。本人と話し合って決める」と述べた。
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