地元で1人で暮らす高齢者に高校生がプレゼントです。岡山市南区の高校で毎年恒例となっている「手作りの料理」を渡す取り組みが行われました。今年はお菓子です。
(高校生)
「普通のカステラだとちょっとずっしりとしているんですけど、『シフォンケーキ』のような感じを目指していて。喜んでもらえるとすごくうれしいです」
ひとつひとつの料理を高校生が思いを込めて作ります。岡山市南区の興陽高校で31年前から行われている地元の高齢者に料理を届ける取り組みです。今年は3年生12人が高齢者に手作りの『お菓子』をプレゼント。少しでも美味しく感じてもらいたいと、春休みからメニューを考えてきました。
(興陽高校家政科3年生)
「さつまいものお花まんじゅうを作っています。野菜を使って『健康的にしたいな』と思って。餡子を使うよりもヘルシーになると思うんで」
高齢者の健康を考え、『素材本来の甘さ』『食べやすさ』を大事にしたといいます。また生徒の中には、高校で生産した米粉も使うグループも。
(興陽高校家政科3年生)
「自分達の学校のものを使って、高齢者の方が『笑顔になってくれたらうれしいな』という気持ちで」
愛情がたっぷり詰まった6種類の菓子詰め合わせです。色・形・栄養バランスなども一生懸命考えて手作りしました。はたして地元の高齢者には喜んでくれるのか。
(生徒)
「こちら今回『宅配お菓子』で作らせていいただいたお菓子です」
(地元の高齢者)
「お菓子」
(生徒)
「巾着も手作りしました」
(地元の高齢者)
「んまぁ…ありがとうなぁ」
生徒に手渡されると自然と笑みがこぼれます。
(地元の高齢者)
「ありがたい…もう元気がでるよ…この人らが来たら。ほんまありがとうよ」
ー実際に渡してみてどうでした?
(興陽高校家政科3年生)
「頑張って良かったなって思います。これまで何回も作り直してきたので」
「受け取ってくれるととてもうれしいです。なんか作った甲斐がある感じです。頑張ったのでああやって笑顔になってくれるとってもうれしいです」
高校生たちのプレゼントは、地域の高齢者に元気と笑顔を届けていました。
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