「米ハリウッド映画は到底追いつくことができない国の、追いつくことができない映画だと思っていました。その大きな城壁の中に入って重要な賞をすべてさらったということが、涙が出るほどありがたいですね」
韓国映画で海外映画祭の壁を超えた初の監督、イム・グォンテク監督(83)は「1955年に映画の世界に入り、生涯映画をやってきたが、このような日が来るとは考えられなかった」と感激を語った。イム監督はベネチア国際映画祭で主演女優賞を取った『シバジ』(1986年)、モントリオール世界映画祭で主演女優賞を取った『アダダ』(1988年)などを手がけた。
イム監督は「かなり前、『殺人の追憶』を見て、ポン監督はいつか映画で大きな名を残す人だと思った」と話した。そして、「映画というのは、どんなにうまく作っても、どちらか一方が足りなかったり、わずらわしくなったりするものだが、『パラサイト 半地下の家族』(以下、『パラサイト』)はそういうことが全くなかった。カンヌ国際映画祭で(最優秀賞の)パルム・ドールを受賞したのを見て、こちらから電話をかけてお祝いの言葉を述べた」と言った。
この日、自宅でアカデミー賞授賞式を見ていた「国民俳優」アン・ソンギ(68)は「テレビで授賞式を見ていて、『これは何なんだ!』と大声を上げてしまった」と笑った。「韓国映画が生き残れるかどうかで途方に暮れていた時代も、ハリウッドを怪物や敵だと思っていた時代もあった。ところが、数々のヨーロッパの映画祭に続き、アカデミー賞の壁まで消えたのです。今、韓国映画関係者の前に残っているのは、いっそう激しく自ら築いた壁を乗り越えていくことだけです」と語った。
ポン監督の映画『母なる証明』で主演を務めた女優キム・ヘジャさんは「涙が出るほど良いニュース。本当にうれしい。お祝いのメッセージを早く送らなければ」と喜んだ。
『パラサイト』の米アカデミー賞受賞の知らせに、韓国映画関係者は「不可能だと思っていたことが起こった」と驚いた。ポン・ジュノ監督のデビュー時から特に目をかけてきたイ・ジャンホ監督(74)の感激も大きかった。イ監督は「私たちがまだ見ることのできていない韓国映画の価値を、世界は発見することになった」と表現した。「ほかの人々と違う独特の視線と展開の力、巨大資本で作られる商業映画ではなく、ポン・ジュノの中に生きている独立系映画の精神が、今回の映画で完全に花開いたものだ。目の前にいたら言ってやりたいね。『ポン・ジュノ、タボン(最高)!』って」と笑った。
海外の映画祭でこれまで受賞したアジア映画は、アジア的な地域性を強調したものが多かった。『TSUNAMI -ツナミ-』『国際市場で逢いましょう』のユン・ジェギュン監督は映画『パラサイト』の普遍性に注目した。ユン監督は「貧富の格差のような資本主義の弊害について、ポン監督の考察が資本主義の心臓である米国で痛烈な批判として強いインパクトを持って受け入れられた。東洋と西洋に分かれていない普遍的な素材と叙事をもって、ひたすらストーリーの力だけで米国の心臓部に正確に一発食らわせた。韓国の映画関係者も観客も一段階レベルアップするきっかけになるだろう」と期待を見せた。
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