金川食品の事務所前に設置されたホルモンの販売機
岡山市北区大安寺南町の食肉卸会社の事務所前にあるホルモンの販売機が、地元を中心に話題となっている。国産牛の小腸やミノ、センマイなど出てくる部位を選ぶことはできず、その時の運次第。珍しさもあり、写真撮影する買い物客も多いという。
販売機は郵便受けのような形状をした木箱で、営業時間になると事務所の窓の外に登場。投入口から３００円を入れると、従業員が「ちょっとお待ちください」と対応し、８種類の冷凍ホルモンからランダムに選んだ１人前（約１２０グラム）が受け取り口から手渡しされる。自動販売機ならぬ“手動販売機”だ。
設置する金川食品によると、ホルモンは脂身が多くかみ応えがあるのが特徴だが、柔らかい肉が好まれる傾向の高まりなどを背景に、約１０年前から取引先の焼き肉店への販売量が減少。一般の人に直接おいしさを伝えたいとの思いで、昨年２月に販売機の取り扱いを始めた。
当初は１週間に１、２回の利用しかなかったが、徐々に増加し、珍しさなどから会員制交流サイト（ＳＮＳ）でも話題に。特に今年４月以降は新型コロナウイルスによる巣ごもり需要もあり、扱い量が伸びているという。
同社取締役の金川昌成さん（４５）は「市販価格より割安で提供している。どの部位が出てくるか分からないわくわく感も楽しんでほしい」と話している。
営業時間は原則月～土曜（祝日除く）の午前１０時～午後５時。ただし、事務所内が無人となる際は、販売機を取り外す。問い合わせは同社（０８６―２５５―１１４１）。
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November 03, 2020 at 07:25AM
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どのホルモン出るかな 岡山の食肉卸会社 “手動販売機”話題：山陽新聞デジタル｜さんデジ - 山陽新聞
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