芸歴1年目に「先輩芸人からセクハラを受けた」
――紺野さんは、お笑い賞レース「R-1グランプリ」や「THE W」でも活躍してきました。昨今、女性芸人への風向きも変化しつつある一方、お笑いの世界での男女差を感じますか? 紺野:やっぱり、感じます。そもそも女性であるだけで、一つの要素が乗っかっているじゃないですか。例えば、学校の先生を演じるコントでも、女性芸人の場合には「女教師」という設定が一つ乗っかってきますし。前もっての説明もなく、生徒役の相手に対して「お前、またタバコ吸って」みたいにつぶやくと、気の強い女教師なのかと感じさせてしまうし、とがっているように見えてしまうから、フラットではないと思います。 それに、体を張れないのも差ですよね。思いっきり殴られて痛がるとか、裸芸とか。裸になりたくないわけではなく、なれないことがお笑い芸人をやる上で恥ずかしいというか。私はお笑い芸人になってから1年目で、もうあきらめたんですよ。男性芸人と同じ土俵で勝つのではなく、あきらめてからやったほうが勝てると考え続けてきました。 ――デビュー当時、紺色のブルマを衣装にしていたのも、その思いがあったからなんでしょうか。 紺野:自分なりに振り切ったから、できたのかもしれないです。本当、女性であることで、いろいろと経験してきたんです。楽屋や舞台袖で、男性の先輩芸人からセクハラを受けたこともありますし。他の女性芸人からも、男性の先輩芸人に急遽誘われた飲み会で胸を揉まれて、拒むと「女を捨ててないな」と言われた話を聞いたこともありました。そうしたことをしてくるのは、たいていは売れていない男性の先輩芸人でした。売れている芸人さんは、そういうことは言ってこない。私たちを「一人の人間」として見てくれることが多いです。
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