世界各国で感染が広がる新たな変異ウイルス「オミクロン株」。
国内でも30日、初めてナミビアから入国した30代の男性の感染が確認されました。
また政府は、世界のすべての国や地域を対象に30日から、外国人の新規入国を原則停止したため、再び入国のめどが立たない事態となり県内でも学びの場などに深刻な影響が出ています。
(きょうの羽田空港)。
外国人の新規入国の原則停止は30日午前0時から始まりました。
羽田空港の国際線が発着する第3ターミナルでは、29日までは仕事で来日する外国人の姿がみられましたが、30日は、日本に家族がいたり日本で働いたりしている外国人が行き来する程度で、閑散としています。
(静岡市にある日本語学校の登校・授業)。
静岡市駿河区にある、ことし開校30年を迎えた日本語学校では深刻な影響が出ています。
11月8日に外国人の入国が緩和されたことを受け、留学生の受け入れ準備を本格的に進めてきましたが、入国のめどが立たなくなりました。
野田敏郎校長「現在、新規の申請は受け付けておりません、となってしまいました」。
来年入学予定だった9人分の入国に必要な政府への申請準備を進めてきましたが、そのシステムもストップしました。
取材中も野田敏郎校長の元に留学予定の学生がいるネパールの日本語学校の講師から電話がかかってきました。
野田校長とネパール電話やりとり。
「取り下げる学生がかなり出ると思います」。
「えー!残念、それは」。
「私たちもなにもできない、1年待っているからいつまで待ってと言えないし」。
「そうですよね」。
「ショック、めちゃくちゃショック。待たされてますのでね、かわいそうでしかたがないです」。
(空き教室)。
この学校には新型コロナの感染拡大前は、常に200人以上が在籍していたということですが、いまは110人になっていて、学校の経営も厳しい状況が続いているということです。
(静岡大学でも影響出る)。
静岡大学でも影響が出ています。
静岡大学・国際交流課の深井明課長の話。
「12月中に7人ですね、来年1月に入国する学生が3人予定しておりましたが今回の入国停止の措置によっていったん手続きが停止になりました」。
さらに別の問題も起きています。
静岡大学では、ほかにもことし4月以前に入学したものの1度も来日できていない留学生が23人います。
オンライン授業を続けていますが、実験や体育などの単位はオンラインでは取得できないため、留年のおそれがあるということです。
このため大学側はこうした単位については留年を避けるための特別措置を申請するよう呼びかけています。
静岡大学・国際交流課の深井明課長の話。
「掛け合いまして、学内のコンセンサスを得て、特例措置を認めてもらった。自らの原因によらない不可抗力なわけですから、大学としても策を講じている」。
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