試合形式の練習でボールを追う三浦。右端は兄の三浦泰年監督＝三重県鈴鹿市の三重交通Ｇスポーツの杜鈴鹿で
新天地にＪリーグ入りを目指す、日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）の鈴鹿ポイントゲッターズを選んだ三浦知良（５４）。３１日に行われたオンラインの入団記者会見では、「情熱」や「成長」という言葉を何度も口にし、どこへ行っても変わらぬ「カズ」の姿を印象づけた。
目をキラキラと輝かせ、これまでさまざまなメディアで取り上げられてきたフレーズが語られた。「僕は今よりもっとうまくなりたい、なれると思っている」。衰え知らずの成長意欲が約５０分間の会見でほとばしった。
ピッチに立つ機会を求め、Ｊ２横浜ＦＣから、鈴鹿へ期限付き移籍。試合への飢えは隠せず、「全３０試合、９０分間すべて出たい」と力強い。兄である三浦泰年監督は起用法について、「点を取れたり、チャンスメークできる場所で」と明かし、戦力として活躍に期待した。
会見前に初参加した全体練習では、早速、Ｊリーグとの環境面の違いに直面。練習用ソックスが支給されず、持ち合わせていなかった三浦は、すね当てをスパッツの中に入れてテーピングで固定し、練習に臨んだ。ただそこは、青年期にブラジルへ渡り、プロ契約を勝ち取った苦労人。余裕を漂わせながら、「環境面をプロクラブ...
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