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Saturday, April 30, 2022

ディーン元気、完全復活へ「日本記録は出ると思っている」…木南記念で快勝 - スポーツ報知

trigerana.blogspot.com

◆陸上 木南記念 第1日(30日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

 男子やり投げで、12年ロンドン五輪代表のディーン元気(ミズノ)が81メートル91の好記録で優勝。今夏のオレゴン世界陸上(7月、米国)、さらに24年パリ五輪に向けて完全復活ののろしを上げた。

 ディーンは最終6投目で記録を伸ばし、唯一の80メートル台で快勝。「第一歩目を踏み出せた。技術的にはまだ未完成。これからの試合で楽しみとして残しておきたい」と風格を漂わせた。

 鍵は“冷静さ”。過度な興奮状態が筋肉をこわばらせた昨季の反省を生かした。「もちろん、ワクワク感は大事だけど、興奮を抑えるために呼吸を意識したり、練習場にいるんだと思い込んだりした」。1回目は75メートル26で入り、4回目に80メートル68。試合の中で、じわじわと記録を上げる理想的な展開を実現してみせた。助走では“流れ”も意識。「流れは、川のようにそこを進んでいくイメージでやってみている」。体重101キロ。鍛え上げたフィジカルに、心理面と技術面がかみ合い、確かな結果に結びついた。

 昨夏の東京五輪は出場を逃し、悔しさを味わった。昨夏は1か月半ほど練習を離れ、趣味の釣りにいそしんだ。「心を休めないといけない」。九州や北海道まで“遠征”したことも。北海道ではタラを釣り上げる腕前だ。ロンドンで五輪の味を知る実力者は、海との対話を経て、再び24年パリを目指す道を選んだ。「パリまでは、すぐだと思う。(今夏の)オレゴンに出て、世界の空気になじんでいかないと。パフォーマンスをアップしていきたい」と力を込めた。

 次戦は、セイコー・ゴールデングランプリ(5月8日、国立競技場)に参戦する。願っても立てなかった五輪が行われた会場。完全復活を告げる一投には、何よりふさわしい舞台になる。「優勝して、標準(85メートル)もあると思うので。実現できるように頑張りたい」と力強かった。

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