サーフィン女子で東京五輪銅メダルの都筑有夢路(あむろ、22)=木下グループ=がこのほど、スポーツ報知のインタビューに応じた。来年2月開幕のワールドゲームズ(WG、プエルトリコ)の日本代表選考合宿が23、24日に静岡県内で開催。24年パリ五輪最終予選への切符を懸けた2日間に向け、心境を明かした。
都筑は今季を「前半はなかなか結果が出なくて、すごく苦しい1年だった」と振り返る。5~6月のWG(エルサルバドル)では敗者復活4回戦で敗れ、アジア最上位に届かず五輪出場権獲得を逃した。「もちろん五輪を決めるって思って出ていたし、自分ならできると思っていた。すごく悔しかったし、プレッシャーとかも自分の演技を邪魔したんじゃないかなって思います」。プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)の来季シード権を争うチャレンジャーシリーズ(CS)でも苦戦が続いた。
だが、勝てない日々は自身を見つめ直すきっかけにもなった。「もし負けてしまっても、これは今後の自分が勝つために必要な経験なんだ」。発想を変えたことで「プレッシャーも、いいプレッシャーに変わったような気がした」。サーフィンを楽しむ気持ちを取り戻し、状態は上向いた。
11月に行われたCTの下部大会、予選シリーズの台湾オープンで準優勝。選考合宿と同じ人工波のプールで行われた韓国オープンは決勝で9・50点、8・60点と2本とも最高評価「エクセレント」をたたき出し、頂点に立った。「やっぱり、気持ちは全部自分の演技に出る。楽しんでやるって大事なんだなって改めて気付くことができた」と、しみじみと語った。
2大会連続の出場を目指すパリ五輪は「自分の中では出場するのは当たり前って思ってる」と言い切る。その真意を「もちろん当たり前じゃないし、すごく大変なことだけど、そのぐらい緊張感と楽しさのいいバランスを保って、(出場権を)取りにいく」と明かした。五輪メダリストが本来の姿を取り戻し、選考合宿に挑む。(林 直史)
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