清水沙樹(37=東京)が準優12R(女子)で2コースから2着へと食い込み、優勝戦は4枠に決まった。

「回り足関係がいいかな、と思います。今節、伸び型にもしてみたけど、伸びがしっかりくるかは微妙。なのでチルトは悩みます。潮回りと風を見て。ただ、気持ちはチルトを跳ねたいな~、とは思います」。まずは清水のスタート展示時のチルト角度と伸びに要注目だ。

「足は合えば上位で、合ってなくても中堅上位。エンジンに力があるからだと思います」。駆る34号機のエンジンパワーには手応えを感じているだけに、なおさら伸び仕様に仕上げたい気持ちになるのも当然だ。

清水といえば、「沙樹まくり」との異名を取るほど強烈なまくりでファンを魅了してきた。2022年1月当地のヴィーナスシリーズでは4コースまくりで優勝したのを覚えているファンも多い。そして何より初優勝も、ここ江戸川。自身を育ててくれた江戸川に思い入れは人一倍強い。

「スタートはそれなりに安定して行けているとは思います。江戸川3度目Vへ向けて、気持ちは誰よりも、と思います。スタートは特訓でしっかり(勘を)つかみます。優勝戦メンバーはしっかりターンマークを回れる選手ばかりなので、ターンマークを回れるようにするか、伸びに寄せるか、一晩考えます」。

伸びに特化するかの明言は避けた清水だが、やはり本音は…。得意の4コースからダッシュ一撃の「沙樹まくり」で目指すは自身8度目のVだ。