言うまでもなく、基幹システムは止まることが許されない。一方で、何十年にもわたってカスタマイズを続けた結果、"ミルフィーユ"のように肥大化・複雑化している。石橋氏も「お客さま自身も現状のシステムがどうなっているのか、どこをモダナイズすれば良いのか把握するのが難しい状態です」と述べる。
さらに渡海氏は、モダナイゼーションを阻む3つの壁として「予算」「人材」「品質」を挙げる。
「安定稼働している基幹システムにメスを入れる以上、その必要性、妥当性を経営層に合理的に説明する必要があります。かつ、システムが大規模な基幹系であれば費用は増大、アプリケーションの変革も伴うことで更に費用が膨らむことになります。その予算を、いかに正当性を持って経営層に納得してもらうかが予算化の壁です」(渡海氏)
また、「人材の壁」とは、レガシーなスキルとクラウドを始めとする最新テクノロジーの両方に長けた人材が必要となることを指す。こうした人材を確保することは簡単ではない。
そして3つ目が「品質の壁」だ。肥大化した複雑な基幹システムをひも解き、それを新しいアーキテクチャー、最新のテクノロジーで再構築しなければならないが、その際、安定性・安全性を含めた品質をいかに担保するかは非常に重要なテーマとなる。
基幹システムをモダナイゼーションするには、これら3つの壁を乗り越えなければならない。しかし、これまで大規模なシステム構築や移行を殆ど経験してきていない企業が、自社だけでそれを実行するのは容易ではない。そこで検討したいのが、IBMが提供するコンサルティング・サービスだ。
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